英語を聞いててたまに、同じ単語なのに違う発音をしているものを聞いた事はありませんか?
例えば「Vitamin」は日本だと「ビタミン」ですが、英語だと「ヴァイタミン」と発音していたり…
「一体どっちが正しいの??」ってなりますよね。
今回は発音が二通りある単語と、それぞれの発音に関する解説をさせていただきます!
発音が二通りある英単語
さっそく、実際の単語を挙げながらそれぞれの発音について解説していきます。
Vitaminの発音
冒頭で例に挙げた「Vitamin」には以下の二通りの発音があります。
・ヴァイタメン
・ヴェタメン
「min」のiの発音は「イ(ミ)」ではなく「エ(メ)」になるのは共通です。
それぞれの発音の違い
これらはアメリカ英語かイギリス英語かによる発音の違いとなってます。
「ヴァイタメン」はアメリカ英語、「ヴェタメン」はイギリス英語です。
ただ、どちらの地域でどっちの発音をしたとしてもそれほど違和感はないので、カタカナ英語に近い「ヴェタメン」を使っても問題ありません。
その場合は「Vi」のiの発音が決して「イ」にならないように気を付けてくださいね!
Routeの発音
「道」や「道筋」という意味の「Route」には以下の二通りの発音があります。
・ルート
・ラウト
※「r」の詳細な発音表記は省略してます
それぞれの発音の違い
この二つの発音で一つ明確なのは「Route 66」のような道の名前などで使う場合は「ルート」と発音する事です。
それ以外の「~への道筋」などで使う場合は結論、人によってそれぞれです。
アメリカだと西部は「ラウト」、東部は「ルート」を使う傾向があるなどの情報もありますが、ハッキリと分かれているわけではなく、それぞれ半々くらいの割合で使われています。
※出典:italki(英語)
カタカナ英語で慣れている「ルート」を使ってもなんら問題無いので安心してください!
Dataの発音
一見「データ」以外の発音は無さそうですが、実は以下のとおり、二種類の発音方法があります。
・デ/ィタ
・ダータ
※発音のカタカナ表記に関してはこちらで解説
それぞれの発音の違い
元々僕は「データ」の発音に慣れ親しんでいて、後々「ダータ」と発音する人もいる事を知りました。
比較的新しく誕生した言葉なので色々調べてみたところ、どうやら最初に発音されていたのは「デ/ィタ」であり、使われていくうちに「ダータ」と発音する人も出てきて、二通りの発音が出来たようです。
※出典:english.stackexchange.com(英語)
地域による明確な違いもなく、Data単体で使う場合は「デ/ィタ」、他の言葉とくっつけた場合(例えばDatabase等)は「ダータ」と発音する人もいるので、結論としてはどちらを使っても問題はありません。
ただ、明確なのは言葉が出来た当初の元々の発音は「デ/ィタ」なので、迷った場合はカタカナ英語で慣れているこちらの発音をしておけば間違いありません。
Mobileの発音
カタカナ英語だと「モバイル」ですが、正しい発音の確認を含め見ていきましょう!
・モゥバーィオL
・モゥボゥL
・モゥビーオL
※単語の最後に「L」が来た時の発音は要チェック
こちら、実は三通りの発音があります。
それぞれの発音の違い
一つあるのは「モゥバーィオL」はイギリス圏、「モゥボゥL」はアメリカ圏という違いです。「モゥビーオL」はアメリカの一部地域などで使われていますが、あまり一般的ではないので覚える必要はないでしょう。
一般的なのは「モゥバーィオL」と「モゥボゥL」ですが、地域の違いはあるものの、これもまた人や用途によって使い分ける事もあるので、最終的にはどっちを使っても問題ありません。
ただ、発音を覚えるうえでは「モゥボゥL」の方が簡単なのでオススメします。
カタカナ英語の「モバイル」だと伝わらない可能性が高いので正しい発音を身に付けておきましょう!
Tomatoの発音
なんとなくカタカナ英語の「トマト」は正しい発音では無いのは分かりますが、実際はどうでしょう?
・トメィトゥ
・トマートゥ
上記二通りの発音が存在します。
それぞれの発音の違い
Tomatoの発音の違いは完全に地域による違いです。
「トメィトゥ」はアメリカ圏、「トマートゥ」はイギリスやオーストラリア圏の発音です。
カタカナ英語の「トマト」はイギリス英語寄りという事になりますね。
ただ、アメリカ圏で使う場合「トマートゥ」だとちょっと違和感を感じられてしまいます。
伝わらないという事はほとんど無いですが、「トメィトゥ」の方が自然なのでなるべくこっちを使うようにしましょう。
まとめ
以上、今回は発音が二通りある英単語のそれぞれの発音と違いの解説でした!
日本語だと同じ言葉で発音が違うような事はほぼ無いですが、英語は色々な地域で使われている事もあり発音もさまざまです。
代表的な単語を挙げましたが、これ以外にも同様の単語はまだまだあります。
どの発音も間違いはなく、どっちを使っても問題が無い場合がほとんどですが、違いを理解していれば違和感の無い英語の発音になりますので、しっかり身に付けておきたいところです。