そんなに難しい言葉でもないし、よく使われている英語のフレーズだけど日本ではあまり馴染みの無い言葉がいっぱいあります。
今回はそんなフレーズの中から「Start off」をピックアップし、意味や使い方、ネイティブに伝わる発音までを解説させていただければと思います!
海外旅行へ行った際なども使えるので是非覚えてくださいね!
目次
「Start off」ってどんな意味?
「Start」はご存じのとおり「始める」という意味ですが、それに続いて「外す」や「離れる」という反対の意味に近い「off」がくっつきます。
ただ、ここでいう「off」は若干ニュアンスが異なり、「今の状態から変わる」というような意味合いを含んでます。
つまり「何かを始める事で今の状態から変わる」という感じですね。ただ、これはあくまで説明を含んだ訳し方なので意味はもっと簡単です。
実際「Start off」を使う場合は、次に「with」が続き、「Start off with~」という形になり、意味としては「~から始める」となります。
似たような言葉
「Start off」と似たような言葉をいくつか挙げてみたいと思います。
Kick off(キックオフ)
割と聞き慣れた言葉ではないでしょうか?
語源はサッカー(ちゃんと調べてません!笑)かと思いますが、ボールを蹴る(キック)する事でゲームがスタートする事で「Kick off」。
ビジネスでは何かのプロジェクトを始める際に「キックオフミーティング」などがありますよね。
言葉としては「Start」が「Kick」に変わったようなものです。
Lift off
言葉として日本であまり使う事はありませんが、英語としては一般的な言葉です。
一番使われてるのは恐らくスペースシャトルが発射して地上から飛び立つ際かなと思います。
「3...2...1...Lift off!」(3...2..1..発射!)という感じ使われてます(笑)
この場合に「Off」は分かりやすいですね。
地上から離れるので「Off」と納得できます。
今すぐ使える実践例
なんとなく意味は分かったところで、実際の使用例を挙げていきたいと思います!
一番使う機会が多いと思われるのは、レストランなどです。
海外でレストランに入って席に案内され、座った後に必ずウェイターさんが「Would you like to start off with something to drink?」となどと聞かれます。
直訳をすると「何か飲み物からお食事を始めますか?」という形になり、直訳だと何か堅苦しいですが、意味としては「飲み物からお伺いしましょうか?」という日本でもありふれた最初の注文受付なだけです。
答える際は「Start off」は使っても使わなくても特に問題はありません。
「Can I have a beer?」などでも良いですし、「A beer please」など、好きな言葉で答えましょう。
1点お伝えすると、もし「Start off」を使ってみたい場合は最初に相手が質問をした際に「Start off」を使っていない時の方が自然に感じます。
例で挙げると、
「Would you like to order something to drink first?(何か先に飲み物を注文しますか?)」
などと聞かれた際に、
「I`d like to start off with a beer(まずはビールをお願い!)」
や
「Can I start off with a beer?(ビールをお願いしてもいい?)」
などの使い方がとても自然です。
レストランで注文する時以外の使用例だと、例えば何人かで食事をする際に、
「Lets start off with a beer(まずはビール飲もうぜ!)」
などの使い方があります。
ビールばっかりの例えですみません。
ネイティブにちゃんと伝わる「Start off」の発音方法
なんとなく「Start off」の意味と使い方は分かりましたでしょうか?
せっかく分かっても、発音が正しくないと相手に何も伝わらないですし意味がありません。
ここからはネイティブにもちゃんと伝わる「Start off」の発音を解説させていただきます。
ポイントはStartの「r」とoffの「o」
「Start off」をネイティブに伝わるように発音するには2つのポイントがあり、一つ目は「Start」の「r」。
ただ、「r」に関しては日本語に無い発音のため、残念ながら一朝一夕では身に付きません。
発音しやすく少し簡略すると「r」は「ゥ」と発音する事でネイティブに近づけます。
「Start」に当てはめると、「スタゥt」になります。
※当サイトの発音のカタカナ表記に関して
そして次の「Off」はオフではなく、「アーフ」。
両方をくっつけると「スタゥターフ」もしくはくっつく部分の「t」を濁して「スタゥダーフ」と発音すればOKです。
「o」の発音や、英語の単語がくっつく現象に関してはそれぞれ以下記事でまとめてますので是非合わせてお読みください!
英語の母音「o」を覚えれば一気にネイティブに近づける!徹底解説します!
「On」を「オン」と発音している人はすぐに読んでください。簡単に正しい発音に変えられて一気にネイティブに近づける事が出来ます。
続きを見る
英会話は単語と単語をくっつける事がネイティブへの近道!リンキングとは?
日本語のように単語と単語を区切って発音をすると機械音声みたいな感じになり、ぎこちない英語になってしまいます。ネイティブに近い滑らかな英語を話すために単語どおしをくっつけるリンキングをマスターする事は必須です!どのようにくっつけるのか、すぐに覚えられるコツをご紹介!
続きを見る
覚えやすくて使いやすい!気軽に使いこなしましょう
いかがでしたか?今回はよく使われる「Start off」の意味と発音を解説させていただきました!
難しい単語ではないのでもう覚えたと思いますし、意味も簡単なので忘れないと思います。
ただ、カタカナ英語でそのまま「スタートオフ」と発音してもネイティブには伝わりません。
当記事で紹介した「スタゥダーフ」であればしっかり伝わるので、上手く使いこなしてみてください!
英語の発音で一番大事な母音の発音方法に関しては以下記事でまとめてますので、この記事で当サイトを初めて訪れた方は是非ご確認ください。
英語の発音の基礎中の基礎。母音を理解すれば7割は伝わる。
目次1 母音さえ理解できてしまえば英語の発音は7割マスター2 母音とはなに?2.1 カタカナ英語の問題点3 正しい英語の母音の発音方法は?3.1 英語の母音①:アルファベットのまま発音3.2 英語の母 ...
続きを見る